・先週終わったが今年の全豪テニスは見どころいっぱいだった。まだ最終の勝者は確定していないが、錦織、伊達の活躍は賞賛に値する。男子はベスト16まで行ったが、さすがにそこからのトップ10の壁は厚かった。気温40度近くでのプレーは体力の消耗が激しい。

・男子はまだ若いが、42歳の伊達はシングルスとダブルスでの出場を連日試合に出ていた。相当な消耗だっただろう。最後は足が止まったように思えたが、それも仕方ないか。スタミナの勝負になると若い人にはかなわない。

・しかし、どちらも勝機はあった。流れ、リズムが崩れるとなかなか戻ってこない。特にゲームポイントで決めきれない、チャンスボールで決めないところでミスをする。などという状態になるとほとんど流れが向こうに行ってしまう。

・そこをどう踏ん張るか、我慢するかだろう。メンタルの要素の多いスポーツだからパワーだけでは勝てない。相手に勝るメンタルの何かがないと、ベスト8には残れない。世界が相手だから。